私は、ISOの品質管理責任者となり、その規格の中の教育に関する取り決めをすることになりました。
その中で、自部門については、自分で計画を仕上げることになったため、従業員の能力のニーズをつかむために、目標達成するにあたって目指すべき理想像を考えることにしました。
このとき考えたのは、ライバル会社のことでした。
ライバル会社の強みについては知っていたので、まずは少しでも追いつくことを考え、担当者に資格を取ってもらうことを考えました。
その一方で、自社の強みの部分をさらに伸ばし、追い付こうという気をなくさせることが重要であると考えました。
そのため、従業員の能力を数字で段階を付け、それぞれが一段階ずつあげることを目標に設定しました。
一年目には、この方法である程度の実績を残すことができ、次の年からは、全社でこの方法で取り組むことができるように展開していきました。
今では、この方法は浸透し、継続して行われるようになっています。